第43回日本脳腫瘍学会学術集会に参加してまいりました
場所は寒さ全開の山形県天童市。12/7~9の3日間。
前日、クリニック診療が終わってから、終電で天童入りです。
駅前にはタクシーもなく、ホテルまでスーツケース引きながら、1.5km歩いて、ホテルにチェックイン。
次の日に聞いたのは、前日に熊さんが出たとのこと苦笑。ホテルではクマ避けの鈴を配られました。
二日目の夜は青森の地震のあった日で、めちゃ揺れて。。。
無事に帰ってこれましたが、なかなか思い出に残る学会でした。
今回の脳腫瘍学会では、もちろん、日本や世界で研究されている脳腫瘍の病態解明や治療の最先端の知識に触れ、学んでまいりました。
地域医療に出ていても、常に基幹病院でどのような治療が行われてきたのか、最新の知見を頭に入れておくことはとても大切と考えるわけです。
私自身は、今、取り組んでいる。脳腫瘍における基幹病院と地域医療の新たな在り方について発表してまいりました。
タイトルは、「悪性神経膠腫の包括的治療おける 地域医療資源と専門性を活かした連携介入の実践」です。
私は色々な機会や出会いに恵まれ、東海大学医学部付属病院に常勤勤務していたころから、基幹病院での初診~手術~放射線化学療法~地域医療まで一貫して、一人の主治医がかかわりながら患者さんとそのご家族様と共に一緒に基幹病院と地域を行き来して、診療を行ってまいりました。
このようなスタイルを確立してはや8年。
一人の医師が基幹病院から地域医療まで一人の患者さんと向かいながら一貫してかかわるスタイルは全国的には稀有なスタイルであり、それは、患者さんやご家族さまからの安心感につながっていると考えております。
この診療スタイルの最大の強みは、
「診療指針が一貫してぶれない」
「余命予後の告知を踏まえた早めの人生会議(Advanced Care Planning)を何度もできる」
「患者さんの思いのニュアンスがそのまま多職種に伝わる」
「基幹病院から離れた後、地域医療介入になってからの主治医との一からの関係構築の必要がない」
「専門的な予後を見据えたご説明と情報提供や診察が可能」。
他施設からの見学のお申込みや、私のスタイルを参考にやってみたいというご相談もいただいており、患者さんのメリットになるこのスタイルが、今後日本中で広がってくれれば良いなと、思っております。
このスタイルを実現するために、ご理解とお力添えを頂いております、医療法人社団 杏月会 伊勢原駅前クリニック 堀江 修 先生、東海大学医学部外科学系脳神経外科学領域 主任教授 高橋 雅道 先生、そして、当法人 理事長 尾崎 聡 先生にこの場をお借りして深謝申し上げます。
おかげさまで、演題発表だけではなく、この若輩の立場でありながら、学会の「支持療法」のセッションで座長を拝命し、務めさせていただきました。
セッションの最後のまとめでの私のコメントです。
悪性脳腫瘍は色々治療研究が進んでおりますが、それでもやはり残念ながら力及ばず命を落とすケースが多い疾患です。
この脳腫瘍支持療法の分野への皆様のご理解と、日々の研鑽が、この病で亡くなられる多くの患者さんの「救い」につながるものと、地域医療で悪性脳腫瘍の患者さんの終末期を日頃診ている1医師として、節に願っております。
ありがとうございました。
日本脳腫瘍ネットワーク(JBTA)代表 ガテリエ・ローリンさんと
クリニック入り口に使用したポスター掲示してあります。
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