睡眠時無呼吸症候群
このページを書いた人:院長 西山 淳
- 日本脳神経外科学会認定 脳神経外科専門医・指導医
- 日本脳卒中学会認定 脳卒中専門医・指導医
- 日本がん治療認定機構認定 がん治療認定医
- 日本認知症学会認定 認知症専門医・指導医
- 日本神経内視鏡学会認定 技術認定医
- 日本脳神経外傷学会認定医 神経外傷専門医・指導医・評議員
- 日本頭痛学会認定 頭痛専門医・指導医・代議員
- 日本医師会認定 産業医
【海老名・座間・綾瀬・厚木エリアで、睡眠に関する症状でお困りの方へ】
当院は海老名市河原口にあるクリニックです。
脳神経外科・脳神経内科を専門とする当院では、脳の病気とも関わりの深い睡眠時無呼吸症候群や不眠症の診療に対応しています。
「いびきが大きい」「日中の眠気が気になる」など、気になる症状がある方は、身近な相談窓口としてお気軽にご相談ください。
※睡眠時無呼吸症候群の診療に対応している医師
月曜午後・土曜終日:西山院長
金曜午前:尾崎理事長
このページでは、睡眠時無呼吸症候群に関して以下の内容をわかりやすく解説しています。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは
睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)とは、睡眠中に何度も呼吸が止まったり(無呼吸)、弱くなったり(低呼吸)する病気です。
多くの場合、本人の自覚が少ないため放置されやすいですが、健康に大きな影響を及ぼすおそれがあります。
睡眠時無呼吸症候群の主な症状
- 大きないびき、いびきが途中で止まる
- 日中の強い眠気や居眠り
- 起床時の頭痛やだるさ
- 夜中に何度も目が覚める、トイレに起きる
- 集中力低下や物忘れ
放置すると、高血圧・心筋梗塞・脳卒中・糖尿病などのリスクが高まります。
代表的な症状|セルフチェック
以下の項目に複数当てはまる方は、SASの可能性があります。
💤 睡眠中の症状
- 家族に「睡眠中に呼吸が止まっている」と言われたことがある
- 大きないびきをかいていると指摘されたことがある
- 睡眠中にむせる・息苦しさで目が覚めたことがある
- 夜中に何度もトイレに起きることが多い
🌞 日中の症状
- 日中に強い眠気がある/会議中や運転中でも眠くなることがある
- 朝起きたときに頭痛やだるさを感じる
- 集中力が続かない、または物忘れが増えたと感じる
- 最近イライラしやすくなった/気分が落ち込むことがある
📏 体型・生活習慣に関する要素
- 肥満気味(BMIが25以上)と言われた/自覚している
- 首回りが太め(男性:40cm以上、女性:35cm以上)
- 仰向けで寝ることが多い
- お酒やタバコの習慣がある
◇ すぐに受診したい方へ
当院では、月曜午後/土曜日終日:西山院長、金曜午前:尾崎理事長が睡眠時無呼吸症候群に関する診察を行っております。
お電話で症状についてご相談いただいてからご受診も可能ですので、ご遠慮なくご連絡ください。
睡眠時無呼吸症候群の種類
-
閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)
気道が物理的に塞がることで呼吸が止まるタイプ。最も多く見られます。
- 原因:肥満、扁桃肥大、舌根沈下など
-
中枢性睡眠時無呼吸(CSA)
脳から呼吸の指令がうまく出ないことで起こります。
- 原因:心不全、脳梗塞、神経疾患など
睡眠時無呼吸症候群を放置する危険性
「たかがいびき」「少し眠いだけ」と軽く見られがちなSASですが、放置すると命に関わる病気に発展することがあります。
特に以下のような生活習慣病や重大疾患との関連性が明らかになっています:
心臓・脳への悪影響
- 高血圧/不整脈
- 脳卒中(脳梗塞・脳出血)
- 心筋梗塞・心不全
呼吸が止まるたびに血中の酸素が低下し、心臓や脳に大きな負担がかかります。
糖尿病のリスク上昇
- 睡眠の質が悪くなることでインスリンの働きが乱れ、血糖値が上がりやすくなります。
居眠り運転や仕事中の事故
- 日中の強い眠気により、交通事故や労働災害のリスクが大幅に高まります。
SASは、「眠っている間に命を削る病気」とも言われています。
自覚が少ないからこそ、早めの検査と診断がとても大切です。
睡眠時無呼吸症候群と脳の病気の関係
前述の通り、SASは脳に大きな負担をかける病気でもあります。
睡眠中に呼吸が繰り返し止まることで、血中の酸素濃度が低下し、脳への酸素供給が不足します。
この慢性的な酸素不足は、脳血管障害(脳梗塞や脳出血など)のリスクを高める原因の一つです。
特に、高血圧や動脈硬化といった基礎疾患がある方では、SASによって脳卒中の発症リスクがさらに上がることが知られています。
また、酸素不足や睡眠の質の低下は、記憶力や集中力の低下、認知症のリスクとも関連があると考えられています。
「最近、物忘れが増えた」「ぼんやりすることが多い」といった症状も、実はSASが関わっている可能性があります。
繰り返しになりますが、脳の健康を守るためにも、SASの早期発見と治療が非常に重要です。
検査方法
-
簡易検査:簡易PSG検査(簡易型終夜睡眠ポリグラフィー検査)
ご自宅でできる検査機器を後日ご自宅にお届けし、睡眠中の呼吸・いびき・酸素濃度などを計測します。
-
精密検査:PSG検査(終夜ポリソムノグラフィー検査)
簡易検査の結果、より詳しい診断が必要な場合には精密検査が実施されます。
どちらの検査も当院で対応しております。
専用機器をご自宅に配送する形式で行うため、通院の手間なく、いつも通りの睡眠環境で検査を行うことが可能です。
【特徴】
- 自宅でできるため入院不要
- 寝つき・睡眠リズムへの影響も最小限
- 通院が難しい方も安心して検査可能
参考動画
▶︎ ノーザリーメディカル株式会社(YouTubeチャンネルに遷移します)
以下の内容を動画で見ることができます。
- 簡易検査、精密検査の機器の紹介や実施方法
- CPAP(治療装置)の使い方
西山院長のご挨拶
はじめまして。
院長の西山 淳(にしやま じゅん)です。
これまで東海大学医学部付属病院で18年間、脳神経外科の診療に携わってきました。
その経験の中で、脳卒中や高血圧、動脈硬化などの背景に「睡眠の質」が深く関わっていることを多く実感してきました。
「いびきが大きい」「日中の眠気が強い」「熟睡できない」—
これらは睡眠時無呼吸症候群のサインかもしれません。
放っておくと、脳や心臓の病気を引き起こすリスクが高まることもあります。
当院では、睡眠時無呼吸の簡易検査やCTによる気道の評価を行い、必要に応じて専門機関での精密検査やCPAP療法へとつなげています。
脳神経外科として、「眠り」と「脳の健康」の両面からサポートできる診療を心がけています。
「ただのいびきだから」と思わず、まずは一度ご相談ください。
ご自身やご家族の健康を守る第一歩を、一緒に踏み出しましょう。
地域の皆さまにとって「話しかけやすい主治医」でありたい—
その思いを胸に、これからも丁寧な診療を続けてまいります。
どうぞ安心してご来院ください。
診療の流れ
STEP1. 予約(WEBまたはお電話)
予約なしの当日受診も可能ですが、混雑状況によってはお待ちいただく場合がございます。
診察へのスムーズなご案内のため、事前予約をお勧めしております。
※睡眠時無呼吸症候群の診療に対応している医師
月曜午後・土曜終日:西山院長
金曜午前:尾崎理事長
STEP2. 受付・問診票の記入
→ 診療へのスムーズなご案内のため、事前問診にご協力ください。
→ WEB問診が難しい場合は紙問診のご用意もございますので、ご安心ください。
ご自宅で印刷して記載されたい場合は以下をご利用ください。
STEP3. 問診
事前問診の内容も踏まえ、症状の経過、既往歴、生活習慣、日常生活の様子などを丁寧にお伺いします。
STEP4. スクリーニング検査
- 簡易PSG検査(簡易型終夜睡眠ポリグラフィー検査):ご自宅でできる睡眠検査機器を後日ご自宅にお届けし、睡眠中の呼吸・いびき・酸素濃度などを計測します。
参考動画
▶︎ ノーザリーメディカル株式会社(YouTubeチャンネルに遷移します)
以下の内容を動画で見ることができます。
- 簡易検査、精密検査の機器の紹介や実施方法
- CPAP(治療装置)の使い方
その他の検査<必要に応じて>
- 画像検査(CT・MRI):他の疾患(脳腫瘍、脳梗塞など)との鑑別を行います。
- 採血検査:ホルモンや炎症のチェックなど
▶︎ 当院のCT検査について
※必要に応じて、系列のえびな脳神経クリニック(海老名駅徒歩1分)でのMRI撮影も可能です。
STEP5. 診断・治療
ご自宅での検査実施後に結果が出揃い次第、結果説明を行います。
必要に応じて、精密検査や治療のご提案を行います。
STEP6. 会計・次回予約などのご案内
現金もしくはクレジットカード(ご一括のみ)をご使用いただけます。
当日の持ち物
- マスク
- マイナ保険証または資格確認書、スマートフォンでのマイナ保険証、紙の保険証※
- お薬手帳(または現在服用中のお薬の情報)
- 各種医療証(お持ちの方)
- 診療情報提供書(お持ちの方)※
- 健康診断の結果や検査結果など(お持ちの方)
※従来の保険証をご利用の方へ(重要)
2024年12月1日以降、紙やプラスチックカード型の健康保険証の 新規発行は終了 しました。
また、2025年12月1日をもって、会社員・公務員の方など、券面に有効期限の記載がない健康保険証も制度上は一律に有効期限を迎えます。
これに伴い、従来の健康保険証は原則として廃止され、マイナンバーカード(マイナ保険証)による資格確認に一本化 が進められています。
引き続き利用できるもの(経過措置)
2026年3月末までの経過措置期間中は、次のいずれも医療機関で使用できます。
- 資格確認書(マイナ保険証をまだお持ちでない方に、市区町村が発行するもの)
- 従来の健康保険証(経過措置期間中のみ利用可能)
当院でも、マイナ保険証・スマートフォンでのマイナ保険証・資格確認書・紙の保険証のいずれもご利用いただけます。
経過措置は 2026年3月末で終了予定 です。
マイナ保険証の準備がまだの方は、早めの取得手続きをおすすめいたします。
※紹介状(診療情報提供書)について
紹介状がなくてもご受診いただけますが、過去の治療経過や全身状態がわかることで、より適切でスムーズな診断・治療につながります。
受診に関して、ご不明な点ございましたらお気軽にお問い合わせください。
初診時の費用(自己負担1〜3割)
| 内容 | 1割負担 | 2割負担 | 3割負担 |
| 初診+簡易PSG検査 | 約1,250円 | 約2,500円 | 約3,700円 |
| 初診+CT検査+簡易PSG検査 | 約2,900円 | 約5,400円 | 約8,000円 |
| 初診+血液検査+CT検査+簡易PSG検査 | 約3,050〜3,400円 | 約5,700〜6,400円 |
約8,500〜9,500円 |
※費用は検査内容により前後します。目安としてご覧ください。
その他ご案内
-
お支払いは現金またはクレジットカード(ご一括)がご利用いただけます。
-
初診の診察時間は、問診・診察・必要に応じた検査を含めて30〜60分程度が目安です。
治療法
症状の重症度に応じて、以下の治療を行います。
-
CPAP(シーパップ)療法
※イメージ
CPAP(Continuous Positive Airway Pressure:持続陽圧呼吸療法)は、睡眠時無呼吸症候群(特に閉塞性SAS)に対する標準的な治療法です。
仕組み
就寝時に専用のマスクを装着し、機械から一定の空気圧を送り続けることで、空気の通り道(上気道)を開いた状態に保ちます。
これにより、睡眠中に気道が塞がれて無呼吸や低呼吸になるのを防ぎます。
こんな方に効果的
- 中等度〜重度の閉塞性SASの方
- 日中の強い眠気や集中力低下がある方
- 高血圧・糖尿病など合併症がある方
メリット
高い治療効果が期待できる
中には、使用したその日から「いびきが止まった」「ぐっすり眠れた」「日中の眠気がなくなった」と感じる方も多くいます。
合併症のリスク軽減
高血圧や心疾患、脳血管障害などの予防や改善効果も報告されています。
在宅での継続が可能
通院や入院を伴わず、自宅で日常的に治療を続けることができます。
注意点
継続が重要
CPAPは「対症療法」であり、使用をやめると再び無呼吸が起こるため、毎晩の継続が大切です。
フィッティングと慣れが必要
装着感に慣れるまでに時間がかかることもありますが、医師や機器業者と相談しながら調整が可能です。
「機械を毎晩つけるのが不安…」と思う方も多いですが、慣れると“快適な睡眠”を手放せなくなる方がほとんどです。
まずは一度、検査と相談をしてみましょう。
参考動画
▶︎ ノーザリーメディカル株式会社(YouTubeチャンネルに遷移します)
以下の内容を動画で見ることができます。
- 簡易検査、精密検査の機器の紹介や実施方法
- CPAP(治療装置)の使い方
CPAPの費用
※イメージ
ほとんどの方は、医療機関を通じて機器を月額でレンタル(保険適用)しています。
月1回の通院で装着状況や効果を確認し、必要に応じて設定を調整します。
当院では、通院が難しい場合にはオンライン診療での対応も可能です。
お仕事でなかなか病院へ通えないという方も、好きな場所・好きな時間にビデオ通話で医師の診察を受けられるため安心して治療を続けていただけます。
CPAPにかかる月額費用(目安)
| 1割負担 | 2割負担 | 3割負担 |
| 約1,500円 | 約3,000円 | 約4,500円 |
-
マウスピース療法
SAS用のマウスピースは、就寝中に下あごを前方に固定することで、気道を広げ、無呼吸を防ぐ治療法です。軽度〜中等度の閉塞性SASの方に適しています。
特徴
- CPAPに比べて手軽で持ち運びやすい
- 装着の不快感が少ない
- 比較的安価
注意点
- あごの痛み・違和感が出ることがあります
- 長期使用で歯並びが変化する可能性もあります
- 重症SASには効果が乏しい場合もあります
治療をご希望の方には、歯科または口腔外科へのご紹介が可能です。
-
生活習慣の改善
- 減量(BMI改善)
- 禁酒・禁煙
- 仰向け睡眠の回避
- 睡眠リズムの改善 など
当院の外来診療について
当院は海老名市河原口にある脳神経外科・脳神経内科のクリニックです。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断・初期対応に加え、必要な場合は精密検査や治療開始、専門機関との医療連携を行っています。
- 所在地: 海老名市河原口2-30-24 ナーシングガーデン海老名1階(厚木街道沿い)
- 担当医師: 月曜午後/土曜終日:西山院長、金曜午前:尾崎理事長
- 対応症状: いびき、日中の眠気、起床時の頭痛など
| 月 | 火 | 水 | 金 | 土 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 9:00~13:00 | 片岡先生 (形成外科) | 厚見先生 (脳神経外科) | 今関副院長 (脳神経内科) | 尾﨑理事長 (脳神経外科) | 西山院長 (脳神経外科) |
| 14:00~18:00 | 西山院長 (脳神経外科) | × | × | × | 西山院長 (脳神経外科) |
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▶ アクセス
よくあるご質問(Q&A)
Q1. いびきだけでも受診した方がいいですか?
A. はい。いびきは睡眠時無呼吸の初期サインであることが多いため、気になる場合は早めのご相談をおすすめします。
Q2. 自宅で検査できますか?
A. はい。簡易PSG検査機器をご自宅に郵送し、寝ている間に装着していただくだけです。使用した機器の返却も郵送となりますので、病院へ行く回数も少なく検査をお受けいただきます。
Q3. CPAPはずっと使い続けなければなりませんか?
A. 基本的には継続使用が推奨されますが、体重減少や手術により改善する場合もあります。経過に応じて治療方針を一緒に考えていきましょう。
Q4. 簡易検査と精密検査(PSG)の違いは何ですか?
A.簡易検査は、睡眠中の「呼吸の状態」「いびき」「血中の酸素濃度」などをチェックするスクリーニング検査です。
一方、PSG(終夜ポリソムノグラフィー)検査は、これらに加えて「脳波」「心電図」「筋電図」「眼球の動き」なども測定し、より詳しく睡眠の質や無呼吸の状態を評価できます。
当院では、まず簡易検査を行い、必要に応じてPSG検査へ進むステップを採用しています。
どちらも自宅で実施できるため、ご自身の生活リズムを崩すことなく安心して検査が可能です。
【参考(外部サイト)】
▶ 日本呼吸器学会|睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020(jrs.or.jp)
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