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脳卒中・脳腫瘍

このページを書いた人:院長 西山 淳

  • 日本脳神経外科学会認定 脳神経外科専門医・指導医
  • 日本脳卒中学会認定 脳卒中専門医・指導医
  • 日本がん治療認定機構認定 がん治療認定医
  • 日本認知症学会認定 認知症専門医・指導医
  • 日本神経内視鏡学会認定 技術認定医
  • 日本脳神経外傷学会認定医 神経外傷専門医・指導医・評議員
  • 日本頭痛学会認定 頭痛専門医・指導医・代議員
  • 日本医師会認定 産業医

 

「もしかして脳の病気?」と感じたら脳神経クリニックへ

【海老名・座間・綾瀬・厚木エリアで、脳の病気が心配な方へ】

「突然、手足が動かしづらくなった」「ろれつが回らない」といった症状は、脳卒中や脳腫瘍といった命に関わる病気のサインかもしれません。

脳の病気は、早期発見・早期治療が非常に重要です。

当院は、日本脳神経外科学会認定 脳神経外科専門医日本脳卒中学会認定 脳卒中専門医が、幅広い症状を診療します。

「何かあってからでは遅い」からこそ、“念のため”のご相談をお待ちしています。

 

このページでは、「脳卒中・脳腫瘍」といった脳の怖い病気が心配な方に向けて、以下の内容で詳しく解説しています。

緊急性が高い症状|いますぐ脳神経外科へ

解説を進めていく前にまずは以下の項目をご確認ください!

  • 片側の手足が動かしづらい・しびれる
  • 言葉が出にくい・理解できない
  • しゃべりにくい・飲み込みにくい・よだれがどちらか片方の口角から垂れる
  • ふらつきが続く・バランスが取れない
  • 最近なんとなく「いつもと違う」感じがする
  • 繰り返す頭痛や吐き気がある

どれか一つでも心当たりがある場合、「脳の病気が原因で起きる症状」の可能性があります。

「何かあってから」では手遅れになることもあります。

 

◇ 受診に悩む方へ

「病院に行くほどではないかも…」と迷っている方も、ぜひ一度ご相談ください。

一見軽く見える症状でも、脳や神経の病気が隠れている場合もあります

何かあってからでは遅いからこそ、“念のため”の受診が、あなた自身と大切な人の健康を守る第一歩です。

当院では、不安な気持ちを安心に変えるための丁寧な診察を心がけています。

 

脳卒中と脳腫瘍の違い

「脳卒中」と「脳腫瘍」はどちらも“脳の病気”ですが、発症のしかたや原因、対応方法は大きく異なります。

症状が似ている部分もありますが、対処のタイミングや緊急性が異なるため、それぞれの特徴を知っておくことがとても大切です。

比較項目

脳卒中

脳腫瘍

発症

突然起こることが多い

ゆっくり進行することが多い

主な原因

血管が詰まる・破れる

脳にできる腫瘍(腫れ・圧迫)

症状の現れ方

急激な麻痺や意識障害

頭痛、記憶障害、けいれんなど

対応

すぐに救急対応が必要

早めの検査と診断が重要

 

大まかな違いや特徴をご理解いただけたでしょうか?

次の章では、それぞれの病気について、より詳しく症状や見分け方、検査・治療の流れを解説していきます。

脳卒中の主な症状

脳卒中は「脳の血管の病気」です。

以下のように大きく2つのタイプに分かれます:

  • 脳梗塞(のうこうそく):脳の血管が詰まる病気
  • 脳出血・くも膜下出血:脳の血管が破れる病気

これらの疾患は突然起こることが多く、命に関わることもあるため、迅速な対応が必要です。

 

以下の症状に複数当てはまる場合は、脳の病気の可能性があるため、早めの受診をおすすめします。

『突然の…』以下の症状

  • 片側の手足の麻痺やしびれ
  • 言葉が出にくい、ろれつが回らない、よだれがどちらか片方の口角から垂れる
  • 視野の一部が欠ける、二重に見える
  • めまい、ふらつき、歩けない
  • 激しい頭痛(くも膜下出血)
  • 意識障害

 

脳卒中の早期発見に役立つ合言葉:FAST

脳卒中の可能性があるときにいち早く気づくためのチェック方法「FAST」は、以下の4つの観点を覚えておくと便利です。

  • F(Face):顔の片側がゆがんでいないか?
  • A(Arm):腕が片側だけ上がらない/力が入らない
  • S(Speech):言葉が不明瞭/うまく話せない
  • T(Time):1つでも当てはまればすぐに受診を!

これらの症状のうち1つでも当てはまる場合、脳卒中の可能性は70%以上とされており、迅速な対応が必要です。

また、診察時には「いつから症状が現れたのか」が重要な判断材料となります。

特に睡眠中に発症した可能性がある場合は、「最後に正常だった時刻(最終健常状態)」を把握しておくことが大切です。

発症からの時間によって治療の選択肢が変わるため、症状に気づいた時刻や、最後に通常通りだった様子を見た時刻などを記録しておくようにしましょう。

脳卒中は早期の治療によって後遺症を最小限に抑えられる可能性があります。

厚生労働省や日本脳卒中学会でも、この「FAST」の考え方が広く啓発されています。

 

◇ すぐに受診したい方へ

気になる症状、当てはまる症状があって心配な方は一度ご相談ください。

当院の院長(診療日:月曜午後・土曜日)は、脳卒中専門医やがん治療認定医の資格をもつ脳神経外科専門医です。

月曜午後・火曜午前・水曜午前・金曜午前・土曜日終日は、脳神経外科医の診察をお受けいただけます。

 

【参考】

厚生労働省「みんなで知ろう!からだのこと」

日本脳卒中学会「脳卒中の予防・発症時の対応」

 

脳腫瘍の主な症状

脳腫瘍は、「脳の中にできる“できもの(腫瘍)”」です。

腫瘍には、良性(広がらない)と悪性(がんに近い性質)があり、脳のどの部位にできるかによって症状も変わってきます。

頭蓋骨という硬い骨に囲まれた脳は、わずかな腫瘍でも圧迫されて症状が出ることがあり、良性腫瘍でも放置はできません。

 

以下のような症状が複数当てはまる場合は、早めに脳神経外科への受診を検討しましょう。

だんだん発症する…』以下の症状に注意

  • 片側の手足の麻痺やしびれ
  • 言葉が出にくい、ろれつが回らない
  • 視野の一部が欠ける
  • めまい、ふらつき、歩けない

それに加えて…

  • 朝起きたときに強い頭痛がある(吐き気を伴うことも)
  • 物忘れや判断力の低下(認知機能低下)、ぼんやりすることが増えた、うつ様症状
  • 視界がぼやける、二重に見える、視野が欠ける
  • 手足のしびれや動かしづらさが徐々に悪化する
  • けいれん発作が起きた(初めてのてんかん発作)

注意点

  • 症状はゆっくり現れたり、他の病気と見分けがつきにくいことがあります。
  • 「いつもと違う」「年のせいではなさそう」などの違和感が長く続く場合は、念のため専門医に相談することが大切です。

 

脳の病気になりやすい“リスクが高い方”

脳卒中や脳腫瘍は誰にでも起こり得る病気ですが、次のような方は特に注意が必要です。

  • 高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病がある方
  • 喫煙・過度の飲酒などの習慣がある方
  • 睡眠時無呼吸症候群を指摘されたことがある方
  • ご家族に脳卒中や脳腫瘍の既往がある方
  • 強いストレスや過労が続いている方
  • 40歳以上で一度も脳の画像検査(CT・MRI)を受けたことがない方

こうしたリスク因子をお持ちの方は、特に “念のための検査”で早期発見につながるケースがあります。

 

脳の病気を予防するポイント

脳の病気は予防・コントロールが可能なケースも多くあります。

以下のような日常の習慣改善がとても大切です。

  • 塩分控えめの食事を心がける
  • 睡眠をしっかり取り、適度な運動を継続する
  • 禁煙、過度な飲酒を控える
  • 血圧・血糖・コレステロールの管理を医師と一緒に行う
  • 定期的な健康診断や、脳の画像検査(CT・MRI)を受ける

「まだ症状が出ていないから大丈夫」と思わず、“症状が出る前”のチェックや相談が、未来の健康を守る第一歩です。

 

西山院長のご挨拶

はじめまして。
院長の西山 淳(にしやま じゅん)です。

これまで東海大学医学部付属病院で18年間、脳神経外科の診療に携わってきました。

そのうち後半の10年間は、悪性脳腫瘍や脳卒中の手術を中心に、術中MRIを用いた高度な医療に取り組んできました。

脳腫瘍や脳卒中は、命に関わることもある一方で、早期発見と適切な治療によって回復や再発予防が期待できる病気です。

 

当院ではCT検査を行い、必要に応じて系列院でMRI検査を実施しています。

手術や入院が必要な場合にも、連携医療機関とスムーズな情報共有を行い、迅速に対応できるよう努めています。

また、手術後の経過観察や生活支援まで、地域の中で継続的にサポートできる体制を整えています。

「手術を受けたけれど、その後どう過ごせばいいのか」「再発が心配」—

そんな不安を感じたときは、どうぞ気軽にご相談ください。

これまでの経験を活かし、基幹病院と地域をつなぐ“安心の診療”を心がけています。

 

地域の皆さまにとって「話しかけやすい主治医」でありたい—

その思いを胸に、これからも一人ひとりに寄り添った診療を続けてまいります。

どうぞ安心してご来院ください。

 

診療の流れ|脳の病気の診断から治療まで

STEP1. 予約(WEBまたはお電話)

予約なしの当日受診も可能ですが、混雑状況によってはお待ちいただく場合がございます。

診察へのスムーズなご案内のため、事前予約をお勧めしております。

脳神経外科医の診療日
 
9:00~13:00
14:00~18:00
※最終受付時間について
 –初診:診察終了1時間前まで
 –再診:診察終了30分前まで
 

 

STEP2. 受付・問診票の記入

初診の方はマイナンバーカードまたは保険証・各種医療証・お薬手帳などをご持参ください。

また、院内感染対策のため、ご来院時にはマスクのご着用をお願いしております。(1枚50円での販売あり)

 診療へのスムーズなご案内のため、事前問診にご協力ください。

WEB問診はこちらから

▶ 紙問診のダウンロードはこちらから

 

STEP3. 問診

最初に、事前問診の内容も踏まえながら、以下のような内容について丁寧にお話をうかがいます。

  • 現在の症状(いつから、どのような症状があるか)
  • 発症時の状況(突然?徐々に?いつから?)
  • これまでにかかった病気や治療歴
  • お薬の内服状況 など

特に「発症した時間」が重要になることもあるため、できる限り正確にお伝えいただくことが大切です。

 

STEP4. 身体診察・神経学的検査

脳の働きを調べるために、次のような検査を行います。

  • 手足の力やしびれの有無
  • 眼の動きや視野の異常
  • 言葉の理解・発話
  • バランスや歩行状態 など

※医師が神経の異常を探るために、身体全体の反応をチェックします。

 

STEP5. 必要に応じた検査

症状や診察結果に応じて、下記の検査を行います。

  • 画像検査(CT・MRI):出血・梗塞・腫瘍などの有無を調べます
    ※CTは当院で当日実施可能。MRIは系列の「えびな脳神経クリニック(海老名駅徒歩1分)」にてご案内可能です。
  • 血液検査:高血圧、糖尿病、感染症、がんの腫瘍マーカーなどを調べることがあります
  • 心電図・胸部レントゲン:脳卒中と関係のある心疾患や血圧の評価のために行う場合があります

当院のCT検査について

 

STEP6. 診断と治療方針のご説明

検査結果や診察所見をもとに、考えられる病気や重症度をわかりやすく説明します。

必要に応じて以下の対応を行います。

  • 内服治療や点滴治療
  • 精密検査のためのMRI紹介
  • 高度医療機関(大学病院など)へのご紹介

患者さんご本人・ご家族の不安に寄り添いながら、検査や治療などのご提案をいたします。

 

STEP7. 会計・次回予約などのご案内

現金もしくはクレジットカード(ご一括のみ)をご使用いただけます。

 

初診時の費用(自己負担1〜3割)

内容 1割負担 2割負担 3割負担
初診(診察のみ) 350円 700円 1,000円
初診+CT検査 2,000円 3,600円 5,300円
初診+血液検査・レントゲンなど 500〜850円 1,000〜1,700円 1,500〜2,500円
初診+CT検査+血液検査+処方箋 3,000円 4,600円 7,000円

※費用は検査内容により前後します。目安としてご覧ください。

 

その他ご案内

  • お支払いは現金またはクレジットカード(ご一括)がご利用いただけます。

  • 初診の診察時間は、問診・診察・必要に応じた検査(CTなど)を含めて30〜60分程度が目安です。

  • えびな脳神経クリニックにてMRI検査を行う場合、撮影のみ(会計は当院にて結果説明時に精算)となるため、お待ち時間も比較的少なくご案内できますのでご安心ください。
    当院での結果説明時の費用は診察料含めおおよそ2,000~6,300円程度(自己負担割合:1~3割)です。

 

当院の外来診療の特徴

当院では、大学病院に勤務している医師も多数在籍しており、脳卒中専門医やがん治療認定医の資格をもつ脳神経外科専門医や脳神経内科専門医も診察しています。

院内ではCT・レントゲン・心電図などの各種検査を当日中に実施できる体制を整えており、必要に応じて系列のえびな脳神経クリニックでのMRI撮影や、大学病院へのご紹介もスムーズに行えます。

地域の「かかりつけ医」として、早期発見・早期治療に力を入れています。

症状が軽くても、「脳の病気かもしれない」と不安を感じたら、それが受診のサインです。

「これくらい大したことない」と自己判断で放置せず、どうぞお気軽にご相談ください。

脳神経外科医の診療日
 
9:00~13:00
14:00~18:00
※最終受付時間について
 –初診:診察終了1時間前まで
 –再診:診察終了30分前まで

 

 

 

あわせてチェック!

当院を初めて受診される方へ

▶︎ 外来診療に関するよくある質問

アクセス

▶︎ 症状別・疾患別の解説

 

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 症状が軽くても受診して大丈夫ですか?

A. はい。脳の病気は軽い症状から始まることもあります。

「念のため」の受診も歓迎しております。

Q2. 何科に行けばよいか分かりません。

A. 脳に関わる症状(頭痛・しびれ・めまい・物忘れなど)があれば、まずは脳神経外科にご相談ください。

Q3. 画像検査は当日できますか?

A. はい、可能です。当院ではCT・レントゲン検査が可能です。

必要に応じて、系列のえびな脳神経クリニックでのMRI撮影もご案内しております。

 

 

【参考文献・ガイドライン(外部サイト)】

▶︎ 日本脳卒中学会『脳卒中治療ガイドライン2021』〔改訂2023〕(jsts.gr.jp)

▶︎ 日本脳神経外科学会 公式サイト(jns-official.jp)

▶︎ 厚生労働省『脳腫瘍に関する医療情報』(mhlw.go.jp)

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