ふるえ
ふるえ(振戦)は、加齢の一部や一時的な症状として現れることもありますが、中には神経の異常や脳の病気が関係している場合もあり、注意が必要です。
本ページでは、不安なふるえの症状について下記の内容で詳しく解説しています。
このページを書いた人:副院長 今関 良子
- 日本神経学会認定 神経内科専門医・指導医
- 日本認知症学会認定 認知症専門医・指導医
- 日本内科学会認定 内科認定医・指導医
- 日本内科学会認定 総合内科専門医
- 日本脳卒中学会認定 脳卒中専門医
- 日本頭痛学会認定 頭痛専門医
- 日本医師会認定 産業医
海老名市河原口・厚木駅エリアで「ふるえ」の相談なら当院へ
「字を書くと手が震える」
「最近、箸を持つのが難しい」
そんなふるえの症状、年齢や疲れのせいと見過ごしていませんか?
ふるえ(振戦)は、パーキンソン病や脳の病気など、重大な疾患のサインかもしれません。
当院では、脳神経外科・脳神経内科の専門医がふるえの原因を正確に見極め、適切な診断と治療を提供します。
当院は、海老名駅前の混雑エリアから少し離れた海老名市河原口の県道46号線沿い、パチンコ店「キコーナ海老名店」様の道路を挟んで向かい側にあります。
クリニック入口のすぐ目の前に駐車場を完備しており、座間市・綾瀬市方面からも、車でスムーズにご来院いただけます。
不安なお気持ちを抱える患者さまとご家族のために、CT検査による即日画像診断と、じっくり話せる相談時間をご用意してお待ちしています。
ふるえ(振戦)とは?
「ふるえ(医学用語では“振戦”)」は、自分の意思とは関係なく、体の一部が小刻みに動く症状です。
このように、自分の意志とは無関係に体が動いてしまうことを医学的には「不随意運動(ふずいいうんどう)」と呼びます。
ふるえは手・足・頭・あごなど、体のさまざまな部位に出ることがあり、原因によっては日常生活に大きく影響します。
不随意運動の主な種類は以下の通りです。
| 不随意運動の種類 | 特徴 | 疾患例 |
| 振戦(しんせん) | 一定のリズムで繰り返される震え | 本態性振戦、パーキンソン病 |
| 舞踏運動(ぶとううんどう) | 不規則で急激な動き | ハンチントン病、抗精神病薬の副作用など |
| アテトーゼ | 緩やかでうねるような動き | 脳性麻痺など |
| ミオクローヌス | 筋肉が突然ピクッと動く | てんかん、代謝の異常など |
| ジストニア | 筋肉が持続的に収縮し、体がねじれる | 眼瞼けいれん、痙性斜頸など |
このうち「ふるえ(振戦)」は、一定のリズムで繰り返される細かい筋肉の動きが特徴です。
ふるえのタイプと出やすい病気:
| 種類 | 特徴 | よくある疾患例 |
| 安静時振戦 | じっとしているときに出る | パーキンソン病 など |
| 姿勢時振戦 | 手足を一定の姿勢で保ったときに出る | 本態性振戦、甲状腺機能亢進症 など |
| 動作時振戦 | 動かそうとしたときに出る | 小脳疾患、薬剤性 など |
| 意図的振戦 | 目標に向かって手を動かすと強く出る | 小脳の病気 など |
ふるえの診断には、他の不随意運動との鑑別が重要です。
例えば、パーキンソン病に多い安静時振戦は振戦の典型例ですが、 舞踏病様運動やミオクローヌスなどとの識別が困難なこともあります。
そのため、専門的な診察と検査(神経学的評価、CTやMRI、血液検査など)により、 ふるえの原因を正確に見極める必要があります。
◇ すぐに受診したい方へ
海老名市河原口にある当院では、月曜午後・火水金午前・土曜日終日に脳神経外科・脳神経内科専門医が外来診療を担当しております。
受診当日にCT検査を行い、緊急性のある症状かどうかを診断いたします。
気になる症状がある場合や受診するか悩む場合は電話相談も可能ですので、お気軽にご連絡ください。
まずはチェック!受診を急ぐべき「危険なふるえ」
以下の項目に1つでも当てはまる場合は、脳や神経の病気が関係している可能性があります。
放置せず、早めの受診をおすすめします。
- 動作のときに出る(書く・食べるなど)
- 安静にしているときにも出る
- 日に日に強くなってきた
- 体の片側だけに症状が出る
- 歩行の不安定さやろれつの回りにくさを伴う
◇ すぐに受診したい方へ
海老名市河原口にある当院では、月曜午後・火水金午前・土曜日終日に脳神経外科・脳神経内科専門医が外来診療を担当しております。
脳の病気は時間との勝負です。
気になる症状がある場合や受診するか悩む場合は電話相談も可能です。
ふるえの症状セルフチェック
次の項目に1つでも当てはまる方は、早めの受診をご検討ください。
- 物がつかみにくい、字が書きにくい、食事がしづらい
- 左右差のあるふるえ
- 動作の遅れやふらつきを伴う
- 家族にふるえを指摘された
- 急にふるえが出た、もしくは徐々に進行している
- しびれや筋力低下など他の症状もある
- 物がつかみにくい
- 字が書きづらい
- 飲食しづらい
まずはお電話やLINEから症状相談・受診相談も可能です。
ふるえ(振戦)の原因となる主な病気
主な疾患とその特徴を簡単にご紹介します。
最も多い本態性振戦(ほんたいせいしんせん)
- 最もよくあるタイプのふるえ
- 手や頭、声などに出ることが多い
- 緊張すると強くなることがあり、アルコールで一時的に軽くなることもあります
- 遺伝することもあります
パーキンソン病
- 安静にしているときに片手がふるえるのが特徴
- 動きが遅くなる、体がこわばるなどの症状を伴います
- 高齢者に多いですが、若い人にも見られることがあります
脳血管障害(脳梗塞・脳出血など)
- 脳の障害部位によってはふるえや手足の動かしづらさが出現
- 急激な発症が多い
脳腫瘍・小脳障害
- 目標に向かって手を動かすときに強くなる(企図振戦)
- 歩行のふらつき、話しづらさなどを伴うことがあります
薬の副作用や代謝の異常
- 一部の薬(精神科の薬、抗てんかん薬など)でふるえが出ることがあります
- バセドウ病(甲状腺機能亢進症)や肝機能異常などでも起こります
ストレスや緊張
- 若い人でも、ストレスや緊張などで一時的にふるえることがあります
- 日常生活に支障が出る場合は、医療機関への相談が安心です
ふるえの治療法
薬による治療
- 本態性振戦:β遮断薬、抗てんかん薬など
- パーキンソン病:レボドパ製剤、ドパミンアゴニストなど
- 甲状腺異常や薬剤性の場合は、原因を治療または薬を調整します
脳深部刺激療法(DBS)
- 重度のふるえに対して、脳に電極を埋め込み電気刺激を与える治療法
- 当院では、厚見医師(火曜午前)にて対応可能
- 必要に応じて、連携医療機関にご紹介いたします
ふるえへの対処法
日常生活における対策と心得
ふるえがあると、日常の動作が不便に感じられることもあります。
以下のような対処法が役立つ場合があります。
- 書字補助具や滑り止め付きの食器を使う
- コーヒーやアルコールなど刺激物を控える
- 十分な睡眠とストレス対策(深呼吸、軽い運動)を取り入れる
- 緊張しやすい場面では人前での作業を避ける
これらの工夫はあくまで一時的な対処に過ぎませんが、生活の質(QOL)の維持に役立ちます。
安静時のふるえの軽減方法
安静にしていてもふるえが出る場合は、次のような方法を試してみてください。
- 深呼吸をして緊張をほぐす
- 寒さや不快な姿勢を避ける(寒いと悪化することがあります)
- 音楽やアロマなどでリラックスする
これらの工夫は一時的な対処法です。
症状が続く・強くなる場合は医師の診察が必要です。
ふるえは、生活に支障をきたすこともある症状です。
治療法や対処法は数多く存在しますので、症状を我慢せず、早めに医療機関に相談することが大切です。
西山院長のご挨拶
はじめまして。
院長の西山 淳(にしやま じゅん)です。
これまで東海大学医学部付属病院で18年間、脳神経外科の診療に携わってきました。
「手がふるえる」
「字を書くと震える」
「お茶をこぼしてしまう」
こうした“ふるえ”の症状は、緊張や疲れ・加齢でも起こる一方で、パーキンソン病や本態性振戦など神経の異常が関係していることもあります。
当院では、神経学的診察を中心に、受診当日にCT検査を行うことが可能です。
さらに精密な検査が必要な場合には、系列院でのMRI検査や核医学検査(DATスキャン・MIBG心筋シンチグラフィー)もご案内しています。
症状の原因を丁寧に見極めたうえで、治療方針や生活の工夫についてもわかりやすくお伝えします。
「歳のせいかもしれない」「病気だったら怖い」と思って受診をためらう方も多いですが、早期に診断することで進行を抑えられる場合もあります。
一人で悩まず、まずは気軽にご相談ください。
地域の皆さまにとって「話しかけやすい主治医」でありたい—
その思いを胸に、これからも安心と信頼の医療を届けてまいります。
どうぞ安心してご来院ください。
当院のふるえ外来の特徴
ふるえは「些細なこと」と見過ごされがちですが、背景には重大な神経疾患が隠れていることもあります。
当院では、症状の背景にある疾患を丁寧に見極め、患者さまお一人お一人に合わせた対応や治療法のご提案などを行っています。
海老名・座間・綾瀬・厚木など近隣で「ふるえ」にお悩みの方は、脳神経専門の当院へお気軽にご相談ください。
-
CT検査をクリニック内で当日実施できます。
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MRI検査が必要な場合も、海老名駅前の系列院でスムーズに撮影が可能です。
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診断結果は、脳神経外科・脳神経内科専門医が丁寧に解説します。
| 月 | 火 | 水 | 金 | 土 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 9:00~13:00 | ― | ★ | ★ | ★ | ★ |
| 14:00~18:00 | ★ | ― | ― | ― | ★ |
診療の流れ|ふるえの診断から治療まで
STEP1. 予約(WEBまたはお電話)
予約なしの当日受診も可能ですが、混雑状況によってはお待ちいただく場合がございます。
診察へのスムーズなご案内のため、事前予約をお勧めしております。
| 月 | 火 | 水 | 金 | 土 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 9:00~13:00 | ― | ★ | ★ | ★ | ★ |
| 14:00~18:00 | ★ | ― | ― | ― | ★ |
※最終受付時間について
STEP2. 受付・問診票の記入
院内感染対策のため、ご来院時にはマスクのご着用をお願いしております。(1枚50円での販売あり)
診療へのスムーズなご案内のため、事前問診にご協力ください。
STEP3. 問診
ふるえの部位、頻度、持続時間、きっかけなどを丁寧に確認します。
ご家族からの情報も参考になります。
STEP4. 身体診察・神経学的検査
筋力、反射、バランス感覚、動作の速さなどをチェックします。
STEP5. 必要に応じた検査
画像検査(MRI/CT):脳・脊髄の異常確認
血液検査:糖尿病や甲状腺、肝機能、ビタミンバランスなどの確認
▶︎ 当院のCT検査について
※必要に応じて、系列のえびな脳神経クリニック(海老名駅徒歩1分)でのMRI撮影も可能です。
STEP6. 診断・治療
原因に応じて、薬物療法やリハビリ指導を行います。
他の専門機関と連携が必要な場合は、紹介対応も可能です。
STEP7. 会計・次回予約などのご案内
現金もしくはクレジットカード(ご一括のみ)をご使用いただけます。
当日の持ち物
- マスク
- マイナ保険証または資格確認書、スマートフォンでのマイナ保険証、紙の保険証※
- お薬手帳(または現在服用中のお薬の情報)
- 各種医療証(お持ちの方)
- 診療情報提供書(お持ちの方)※
- 健康診断の結果や検査結果など(お持ちの方)
※従来の保険証をご利用の方へ(重要)
2024年12月1日以降、紙やプラスチックカード型の健康保険証の 新規発行は終了 しました。
また、2025年12月1日をもって、会社員・公務員の方など、券面に有効期限の記載がない健康保険証も制度上は一律に有効期限を迎えます。
これに伴い、従来の健康保険証は原則として廃止され、マイナンバーカード(マイナ保険証)による資格確認に一本化 が進められています。
引き続き利用できるもの(経過措置)
2026年3月末までの経過措置期間中は、次のいずれも医療機関で使用できます。
- 資格確認書(マイナ保険証をまだお持ちでない方に、市区町村が発行するもの)
- 従来の健康保険証(経過措置期間中のみ利用可能)
当院でも、マイナ保険証・スマートフォンでのマイナ保険証・資格確認書・紙の保険証のいずれもご利用いただけます。
経過措置は 2026年3月末で終了予定 です。
マイナ保険証の準備がまだの方は、早めの取得手続きをおすすめいたします。
※紹介状(診療情報提供書)について
紹介状がなくてもご受診いただけますが、過去の治療経過や全身状態がわかることで、より適切でスムーズな診断・治療につながります。
受診に関して、ご不明な点ございましたらお気軽にお問い合わせください。
初診時の費用(自己負担1〜3割)
| 内容 | 1割負担 | 2割負担 | 3割負担 |
| 初診(診察のみ) | 約350円 | 約700円 | 約1,000円 |
| 初診+CT検査 | 約2,000円 | 約3,600円 | 約5,300円 |
| 初診+血液検査など | 約500〜850円 | 約1,000〜1,700円 | 約1,500〜2,500円 |
| 初診+CT検査+血液検査+処方箋 | 約3,000円 | 約4,600円 | 約7,000円 |
※費用は症状や検査内容により前後します。目安としてご覧ください。
その他ご案内
- お支払いは現金またはクレジットカード(ご一括)がご利用いただけます。
- 初診の診察時間は、問診・診察・必要に応じた検査(CTなど)を含めて30〜60分程度が目安です。
- えびな脳神経クリニックにて脳波検査とMRI検査を行った場合は、診察料含めおおよそ3,500~10,000円程度(自己負担割合:1~3割)です。
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▶ アクセス
よくあるご質問(Q&A)
Q2. 手のふるえがあっても年のせいではないですか?
A. 加齢による生理的なふるえもありますが、パーキンソン病など疾患が隠れている場合も多いです。
少しでも違和感があれば、一度専門医にご相談ください。
Q3. どの診療科を受診すべきですか?
A. 脳神経外科・脳神経内科が適切です。
当院では両科に対応していますので、お気軽にご連絡ください。
Q4. 病院に行くタイミングがわかりません。
A. 「日常生活に支障があるか」「新たに始まった症状か」が一つの目安です。
早めの受診が安心につながります。
Q5. 薬を飲み始めてから手が震えるようになりましたが、関係ありますか?
A. 一部の薬では副作用としてふるえが出ることがあります。
必ず医師にご相談ください。
Q6. パーキンソン病と本態性振戦の違いは?
A. パーキンソン病はじっとしているときに、本態性振戦は動作時にふるえが出やすいという違いがあります。
治療法も異なるため、正確な診断が重要です。まずは医師にご相談ください。
Q7. ふるえだけでは病院に行きづらいのですが、相談だけでもできますか?
A. はい、もちろんです。当院では電話相談も受け付けています。
お一人で悩まず、まずはお気軽にご連絡ください。
Q8. ふるえ以外の症状がなくても診てもらえますか?
A. もちろん可能です。
小さな症状でも、重大な疾患のサインであることもあるため、お気軽にご相談ください。
アクセス
所在地
〒243-0433
神奈川県海老名市河原口2丁目30-24 ナーシングガーデン海老名1階
【目印・ナビ設定】
県道46号線沿い、パチンコ店「キコーナ海老名店」様の道路を挟んで向かい側
※敷地内に駐車場・屋根付き乗降スペース(ピロティ)完備
同じ神経系の症状である「しびれ」や「麻痺」も、ご確認ください。
【参考(外部サイト)】
▶︎ 日本神経学会|(症状編) ふるえ、かってに手足や体が動いてしまう(neurology-jp.org)
▶︎ 日本神経学会|パーキンソン病診療ガイドライン2018(neurology-jp.org)

